その口臭、生理的?それとも病的?違いと対処法
皆さんこんにちは。梅雨でじめじめした時期ですが、いかがお過ごしですか。
さて、今回は「口臭」をテーマにお話しさせて頂きます。
他人にどう思われているかや自分でも口臭が気になる方も多いのではないでしょうか?
口臭には大きく二つの原因があります。
「生理的口臭」
誰にでもある口臭のことです。口の中には多くの細菌がいて、唾液の浄化作用によって細菌が増殖するのを防いでいます。
しかし1日の中で唾液の量は変動し、起床時や空腹時、緊張したりストレスがかかると唾液の量が減少し、口臭を感じやすくなります。
また生理的口臭には、ホルモンバランスの変動が大きく関わることもあります。女性ホルモンの一つであるエストロゲンは、自律神経を整える作用があります。エストロゲンの分泌が少なくなると唾液の分泌も少なくなってしまいます。
予防策としては、唾液を多く出すことです。唾液分泌を刺激する歯磨きやうがいの習慣化、食事もよく噛んで唾液を多く出すということも大切です。またリラックスすると唾液が出やすくなります。
「病的口臭」
口腔内に原因があるものとしては、歯周病やむし歯、歯の表面や舌の上の汚れなど様々な原因があります。
他に全身由来である消化器系疾患や呼吸器系疾患、鼻咽腔疾患なども原因となります。
口腔由来の口臭の改善策としては、発症後の治療はもちろん、未然に防ぐための日頃のお口のケアと定期的な検診やメインテナンスが大切となります。
また舌苔といって、舌の上に付着している汚れを優しく清掃することも効果的です。
口臭などの適切なケア方法についてはぜひご相談ください。