お腹の赤ちゃんの歯を育む栄養と妊婦歯科検診のすすめ
今回は「妊娠中にお腹の赤ちゃんの歯を強くするための栄養」と「妊婦歯科検診」についてです。
妊娠中の栄養は、お腹の赤ちゃんの歯の発育に深く関わります。
赤ちゃんの歯は妊娠7週頃から作られ始め、妊娠中期には「歯のもと」が硬く固まっていく段階に入ります。これを“石灰化”といい、カルシウムなどの栄養が取り込まれて、歯の芯がしっかりしていく大切な過程です。
そのため「カルシウム」は必須であり、吸収を助ける「ビタミンD」、歯や骨の材料になる「リン」、エナメル質を丈夫にする「フッ素」も重要です。
さらに「たんぱく質」は歯の基盤を形づくる役割があります。牛乳や小魚、大豆製品、卵などをバランスよく食べ、日光浴でビタミンDを補うこともおすすめです。
サプリメントに頼りすぎず、食事から栄養を取り入れることが赤ちゃんの丈夫な歯を育てる第一歩になります。

広島市では妊婦歯科検診を無料で受診できます。妊婦の方は、つわりなどの心身の変化で口腔ケアがおろそかになり、女性ホルモンの影響で歯周病が悪化しやすくなります。
最近では、歯周病は早産や低体重児出産と関係していることも明らかになってきました。
お腹の赤ちゃんのためにも、妊娠中の方はぜひ妊婦歯科検診を受診してください😌