歯垢と歯石は何が違う?歯石取りが必要な理由
みなさん、こんにちは。
急に暑くなってきましたね・・・。
熱中症にはくれぐれもお気をつけください。
さて、今回のテーマは「歯石取り」についてです。
「歯医者さんから『定期的に歯石を取りに来てください』って言われるけど、正直めんどくさい…」 「痛そうだし、毎日の歯磨きを頑張っていれば行かなくてもいいんじゃない?」
そう思っている方、意外と多いのではないでしょうか。
結論から言うと、歯石はどれだけ丁寧に歯磨きをしていても自分では落とせません。
そして、放置すると口臭や歯周病の原因になり、最悪の場合、大切な歯を失うことになります。
今回は、なぜ「歯石取り」がそこまで重要なのか、その理由を解説します!
よく混同されがちな「歯垢」と「歯石」ですが、実は全く別物です。
◎歯垢(しこう・プラーク):食べかすをエサに繁殖した「細菌の塊」。ネバネバしていますが、まだ柔らかいので毎日の歯磨きで落とせます。
◎歯石(しせき):歯垢が唾液の中の成分と混ざり、「石のように硬くなったもの」
歯石になってしまうと、もう歯ブラシでは落とせません。無理に自分でガリガリ削ろうとすると、歯や歯茎を傷つけてしまうので絶対にNGです。
「石がついてるくらい、放っておいても平気でしょ?」と思うかもしれませんが、実はそれは大きな間違いです。

歯石には3つの大きなリスクがあります。
1.口臭の原因になる
歯石の表面は、実はザラザラしています。このザラザラした場所に、さらに細菌(歯垢)がウジャウジャとこびりつきます。 つまり、歯石は「細菌の温床」なのです。そこから発生するガスが、周囲を不快にさせる強烈な口臭を引き起こします。
2.知らないうちに「歯周病」が進み、歯が抜ける
歯石に住み着いた細菌が毒素を出すと、歯茎が炎症を起こして腫れたり、血が出たりします。 これを放置すると、歯を支えている骨がじわじわと溶かされる「歯周病」へと進行します。恐ろしいのは、痛みがなく静かに進むこと。気づいた時には「歯がグラグラして抜くしかない…」という事態になりかねません。
3.全身の病気(心臓病や糖尿病)のリスクが高まる
近年の研究で、歯周病菌が血管を通って全身をめぐり、心筋梗塞、脳梗塞、糖尿病の悪化、認知症などに深く関係していることが分かってきました。「たかが口の中のこと」と侮れません。
「歯石取りは痛そうで怖い」という方もいると思います。確かに久々に行くと、お掃除のときにチクチクしたり、血が出たりすることがあります。
でもそれは、歯石が溜まって歯茎が炎症を起こしている証拠。
定期的に通って歯茎が引き締まれば、お掃除中の痛みはほとんどなくなりますし、終わった後の口の中の「ツルツル感・爽快感」を感じます!
歯石は、たくさん付いてから一度に取るよりも、定期的に確認し、少ないうちに取り除くほうが、歯や歯茎への負担も少なく済みます。
「痛くなってから行く」のではなく、痛くならないために通うことが、歯を長く守るための大切な習慣です。
最近、歯石取りをしていない方や、歯茎からの出血、口臭、歯のざらつきが気になる方は、一度お口の状態を確認してみませんか?
歯石を取り除いて、お口の中も気分もすっきりさせましょう。