こんにちは、歯科医師の小早川です。

今回は、当院でのインプラント治療についてお話したいと思います。
一口にインプラントといっても、様々な製品があるのです。

まだ歯科医師になる前、顎の骨に人工物を埋めることに、
漠然とこわいイメージがありました。

ふと、世界で最初にインプラント治療を試みたのはいつなんだろう・・・と調べてみたら、
紀元前(!)に、マヤ文明のコパン遺跡から、
石を彫刻して作ったものが見つかっているそうです。
そんな昔から試行錯誤を繰り返してきたのかと思うと、
“咬んで食べる” は永遠のテーマなのだと思い知らされます…。

近代に入って、1965年、
スウェーデンのイエテボリ大学のブローネマルク博士によって、
世界で初めてチタンと骨が結合することが発見されました。

以降、チタン製インプラントの普及や治療技術の改良が進み、
現在、世界には約100種類以上のインプラントが存在します。

当院では、ブローネマルク博士が発見した、
骨と結合するチタン製インプラントを世界で初めて製品展開した
ノーベルバイオケア社製、もしくは、国際的非営利学術組織である
ITIの研究データを基に製品開発を行っているストローマン社製
インプラント体を使用しています。

両者とも世界で最も普及しているインプラントシステムの一つであり、
信頼性の高さと品質の良さが評判です。

また、インプラント治療の鍵として、
CT撮影等の検査に基づいた診断・治療計画が重要です。

当院では、九州歯科大学口腔インプラント科と連携して、
インプラント治療計画および埋入手術を行っております。

インプラント治療は、歯を失った後の治療の選択肢の幅を広げる、
有意義な方法だと考えます。

インプラントについて気になることや知りたいことがございましたら、
些細なことでもお気軽にご相談ください。